山小屋/テント場の利用方法
日本アルプスには大小200余りの山小屋施設があり、500人を超える収容施設の山小屋から10人も入れないような避難小屋まで様々です。
中には1年通じて営業しているような小屋もあり、都会の喧騒を離れ、携帯電話も通じないところで週末を過ごすことも悪くないかもしれません。夏の間の週末、特に梅雨明け7月後半から8月中旬にかけて山小屋は大変に込みあいます。
この時期はできるだけ平日に利用するか、個室を予約して宿泊することをお勧めします。
宿泊利用に際して基本的なマナーや利用方法を事前に知っておきましょう。
- 山小屋は登山の避難小屋の役割を果たしていますので、基本的には宿泊を断られることはありませんが、事前に必ず予約するようにしましょう。宿泊した山小屋には14:00~15:00頃には着けるよう計画を立てましょう。
- 利用は夕・朝食付きから素泊まりまで選択できます。支払いは事前清算で現金のみとなります。受付の際に夕食券や朝食券が渡されますので、無くさないようにしてください。食事時間は夕方5:00頃からで、混雑するときは30-40分程度で入れ替えする場合もあります。
- 寝室は基本大部屋で大体は一人畳1畳程度のスペースとなりますが、混雑するときは更に狭いスペースとなります。男女ペアで行く場合空いている時は同じスペースに入れますが、混雑時は男性スペースと女性スペースに離れる場合があります。大きな山小屋では個室も完備されていますので、早めに予約をして個室を確保することをお勧めします。友人との会話を楽しみたい方は山小屋にある談話室を利用してください。
- トイレはバイオトイレなどの普及が進んでいるところもありますが、まだまだ十分ではありません。中にはいまだに和式トイレだけしかない山小屋もありますので、気になる方はご注意ください。
- 就寝時間は概ね午後9:00です。9:00になると非常灯以外の電気は消えますので、9:00以降は大声で話したり騒いだりすることも厳禁です。
トイレに行かれるときはヘッドランプなどを利用してください。周りで寝ている人にも配慮をして行動してください。 - テント場はほとんどが近くの山小屋が管理していますので、そちらでまず受付を済ませてご利用ください。テントを張るスペースに限りがあります。早めに到着する計画を立てることも必要ですが、万一いっぱいの場合に予備の計画を持って行動してください。
山小屋一覧
北アルプス 北部
剣岳
大日岳
朝日岳/雪倉岳
白馬
立山
薬師岳
黒部五郎岳
北アルプス 南部
常念岳
槍ヶ岳
- 69.双六小屋
- 70.鏡平山荘
- 72.わさび平小屋
- 76.穂高平小屋
- 77.岳沢小屋
- 79.殺生ヒュッテ
- 80.明神館
- 81.徳澤園
- 26.七倉山荘
- 27.中房温泉
- 28.有明荘
- 29.燕山荘
- 31.湯俣温泉晴嵐荘
- 33.水晶小屋
- 34.烏帽子小屋
- 82.徳沢ロッヂ
- 83.横尾山荘
- 85.蝶ヶ岳ヒュッテ
- 86.常念小屋
- 87.槍沢ロッヂ
- 88.槍平小屋
- 89.南岳小屋
- 90.北穂高小屋
- 91.穂高岳山荘
- 92.涸沢ヒュッテ
- 93.涸沢小屋
- 94.槍ヶ岳山荘
- 95.ヒュッテ大槍
- 96.ヒュッテ西岳
- 97.大天荘
- 98.大天井ヒュッテ
- 222.西糸屋山荘
- 223.ザ・パークロッジ上高地
- 224.山のひだや
- 68.黒部五郎小舎