難所詳細ルートガイド

奥穂高岳 〜涸沢-奥穂高岳〜

上高地スタートという設定をしています。涸沢までは特に問題はないはずです。ゆっくり自分のペースを守れば大丈夫です。

涸沢からザイテングラートの取付点までは広い山裾を登ることになります。開けて気持ちがいいはずですが、それも晴天日ならではのこと。
空模様が怪しい時、風が強い時などは要注意です。少し怪しいけど「大丈夫」という根拠のない説明を自分にしてスタートするのは最悪の結果を招くことにもなりかねません。
判断しにくい時は小屋の人や涸沢に常駐(期間は限られる)している山岳救助隊の事務所で聞くことをおすすめします。
万一、そうした状況で出発してしまったら、引き返す勇気を持ってください。穂高岳山荘まで行けば何とかなる。というのは間違いです。
途中のザイテングラート(主尾根に対する支尾根の意味)でも頻繁に事故が起きていることを絶対に忘れないようにしてください。

穂高岳山荘から奥穂高岳にかけては難所が続きます。雨が降っていたり、風が強い時は小屋で待機しましょう。山に登れるのは命があってだからのことです。
高山にいると高揚感に包まれ、つい「行ってしまえ」となりがちです。自制心を持って行動することが大切です。

★ザイテングラートから奥穂高岳の難所ガイド

涸沢からザイテングラート取付点までは勾配はありますが、ゆっくり歩けば登ることができます。
ザイテングラートは、基本的に上り勾配が強く岩の間に造られた細い道を歩くことになります。息が上がったら立休みを繰り返すようにして歩くようにしましょう。クサリが張られた箇所や数段の鉄ハシゴなどがありますが、問題はありません。苦しいのは標高が2600mと高く、空気が少し薄いということです。ここを登っていて、頭痛が起きたら、高山病も考えられます。そうした時は、水分補給して少し休憩しましょう。それでも治らなかったり、ひどくなるようなら即下山しましょう。軽い高山病なら高度を下げれば落ち着くことがあるからです。
穂高岳山荘からは岩場を登って、2連の鉄ハシゴを登ります。その後、クサリを使って岩場を登ります。鉄ハシゴもクサリもしっかりしているので大丈夫なのですが、怖いのは高度感です。慣れた登山者でも緊張する箇所なので、初心者が怖いと思うのは当たり前のことです。基本的に登山は上り優先ですが、ここは臨機応変に下山してくる人の行動をよく見ておくといいと思います。ピストン登山なら、自分も下ることになるからです。呼吸を整え、そのリズムで一歩一歩登ることに集中しましょう。例え、自分が原因で渋滞しても焦らないこと。誰もそれを非難しないのが山のルールでもあります。なぜなら「安全登山」とは自分のペースで歩く。ということでもあるからです。

ザイテングラートの入口(取付点)です。緑の中に配された岩道を進みます。この辺りまで上高地に
棲息する二ホンザルが上がってくることがあります。見かけても無視するようにしてください。

ザイテングラートでは、こうした岩を回り込むようなところがあります。写真で分かるように傾斜の強い斜面に延びる支尾根です。油断しないように歩きましょう。

岩の上や植物の間を歩きます。そのため意外にアップダウンがきつく感じられます。穂高岳山荘までは1時間20分ほどの設定ですが、あまり時間にこだわらないスケジュールを組むことも大切です。遅い人でも2時間あればクリアできるはずです。

上方にこうした岩場が広がってくれば、穂高岳山荘はすぐです。今まで通りのペース配分を忘れないように歩きましょう。

穂高岳山荘からは岩場を登って、2連の鉄ハシゴを登ります。その後、クサリを使って岩場を登ります。鉄ハシゴもクサリもしっかりしているので大丈夫なのですが、怖いのは高度感です。

慣れた登山者でも緊張する箇所なので、初心者が怖いと思うのは当たり前のことです。基本的に登山は上り優先ですが、ここは臨機応変に下山してくる人の行動をよく見ておくといいと思います。ピストン登山なら、自分も下ることになるからです。呼吸を整え、そのリズムで一歩一歩登ることに集中しましょう。
例え、自分が原因で渋滞しても焦らないこと。誰もそれを非難しないのが山のルールでもあります。なぜなら「安全登山」とは自分のペースで歩く。ということでもあるからです。

穂高岳山荘前のテラスから眺める最大難所です。コースは赤線で表記しています。途中に短いクサリと2連の鉄ハシゴ。その後に稜線手前まで長いクサリが張られています。予備知識として把握しておくようにしましょう。

2連の鉄ハシゴです。その前後にはクサリが張られています。登山は基本的に上り優先です。下る時には登ってくる人との間を計って歩くようにしたいです。下山者が待っていても、焦らずに自分のペースを守りましょう。ただし、すれ違う時には会釈を忘れないように。

2連の鉄ハシゴを真下から撮影したものです。高度感があるので、三点確保の姿勢を守ること。しっかりと岩に取付けられたハシゴです。

最大の難所をクリアした後、斜面に延びる稜線を登ります。展望と解放感に優れた道です。ここまで登れば、わずかな時間で奥穂高岳山頂に到着します。

山頂にある展望盤です。好天なら何時間でも景色を堪能したい。と思うはずですが、高山の怖さはカミナリです。カミナリはいつ発生するか分かりません。ランチを食べたら、往路をゆっくり下山しましょう。

朝もやに煙る憧れのジャンダルムです。山頂に立つ人の姿が見えています。いつかは自分もあの山頂に。と誰もが思うはずです。槍・穂高山域で十分経験を積んでから挑戦しましょう。その場合、ソロ登山はNGです。できれば山岳ガイドに引率してもらいましょう。

穂高岳山荘に下る途中からのロケーションです。アルプスの中心部分に立っていることが実感できるかもしれません。上りよりも下りに注意が必要なので、気持ちを引き締めてよそ見せずに下るという作業に没頭しましょう。