乗鞍岳 登山ルート

平湯ルート

③平湯温泉~あんきや~スキー場最上部~乗鞍権現社~硫黄岳~スカイライン口(平湯・十石山登山口)~大黒岳~肩の小屋~剣が峰~畳平

技術レベル: C
体力レベル: 5
難易度: ★★★

登りの累積標高差は2,200mを超え、日帰りで行くにはややハードな健脚向きコース

3,000m峰登山をじっくり味わうことができる中級者向きの登山コース。基本的には尾根道を歩くことになるので、展望にも恵まれています。ただし、歩く人が少ないので場所によっては藪漕ぎを強いられることも覚悟してください。その点ソロではなく、グループで登る方が安心だと思います。下山は往路を戻らず、畳平の乗鞍バスターミナルからバスを利用しましょう。無理せず畳平の山荘で1泊し、早朝のご来光とライチョウ観察をお勧めします。

●登山データ

日程: 日帰りないし1泊2日
歩行時間: 9時間15分(登り: 約8時間、下り: 約1時間15分)
歩行距離: 16.46 ㎞
登り累積標高差: 2,210 m

平湯温泉

標高 1,260m

↓ 15分

あんきや

標高 2,230m

↓ 1時間40分

スキー場最上部

標高 2,410m

↓ 2時間15分

乗鞍権現社

標高 2,554m

↓ 1時間

硫黄岳

標高 2,800m

↓ 50分

スカイライン口(平湯・十石山登山口)

標高 2,670m

↓ 35分

大黒岳

標高 2,772m

↓ 35分

肩ノ小屋

標高 2,800m

↓ 50分

剣が峰

標高 3,025m

↓ 1時間15分

畳平

標高 2,700m

ルートガイド

平湯温泉から15分ほど歩いて平湯キャンプ場に行きます。ここから羊の放牧場を抜けて斜面を登ります。この上端、平湯温泉スキー場のピークが登山口になります。ようやく登山口に立った。という感じです。樹林帯を進みます。樹木の間から見えるのが、焼岳や奥穂高岳、前穂高岳などの山並みです。ここから平湯尾根を歩きます。比較的緩やかな登りが続きます。焼岳や穂高の山並み、十石山などを眺めながら歩きましょう。「水場55m」の道標の先に水場がありますが、夏のシーズンには涸れていますので事前に用意しておきましょう。この水場の先で、東南方面に延びる尾根道を歩きます。金山尾根といわれる道で、登り勾配が少し強くなります。滑らないように注意しながら歩くようにしましょう。水場から45分ほどで乗鞍権現社に到着します。広く展望のいい場所なので、休憩していきましょう。これから歩く尾根道を見渡すことができます。こ
こから乗鞍連峰火山群のダイナミックな縦走ルートになります。ただ乗鞍権現社の向かい側を一旦降りて行きますが、ルートがやや不明瞭で、下りの足元に注意しながら藪漕ぎをして進むことになります。すぐに開けたルートに出ます。

ハイマツが茂る道を進みます。展望に優れた道なので、立ち休みの時間が多くなるようですが、やはり槍ヶ岳や穂高の山並みが見えた時は何ともいえない充実感を感じます。この登山道は歩く人が少ないので、自分のペースを守ることができます。のんびり歩くようにしましょう。硫黄岳は山頂を通らずに通過。コマクサを中心にした高山植物が足元を染めてくれます。踏まないように注意しながら歩きましょう。丸山も山頂を通らずに通過します。ジグザグのザレた急坂に差し掛かります。ここを登り切れば乗鞍スカイラインに合流します。ここから舗装された道を歩きます。路側帯を進みましょう。展望が開けた観光道路です。正面に畳平に聳える魔王岳が見えてくると、舗装道路から外れて大黒岳に向かう登山道に入ります。

大黒岳に向かう登山道は明るく直線的に延びています。15分ほどで大黒岳です。この辺りでは運が良ければライチョウに出逢うことができるでしょう。もし逢うことができたら距離を取って大声などを上げず見守ってあげましょう。開けた山頂で、休憩しながら展望を楽しむことができます。ここから5分ほど下れば冨士見岳の登山口になる県境広場に着きます。歩きやすい道を登ります。右下に見えているのが畳平です。バスターミナルや周辺の施設、鶴ヶ池などが見えています。下山は畳平からバスを利用しましょう。冨士見岳のピークは開けていますが、岩が転がる台地なので足を取られないように注意しましょう。畳平方面から登ってくる登山者が多い山頂です。そのまま稜線を下って、肩ノ小屋まで下ります。小屋の裏手が休憩ポイント。しばらく休憩しましょう。

剣ヶ峰への道は肩ノ小屋の前から登っています。ハイマツの中に延びるガレた道を登ります。大きな岩も転がっていますので気を付けましょう。岩礫の道になると後方に穂高連峰が見えています。イワツメクサやイワスゲが観賞できる道です。蚕玉岳に着くと正面に剣ヶ峰の山頂部分が見えています。ここから5分ほどで頂上小屋への登りになります。岩の間を抜けて頂上小屋(売店のみ)の前を抜けたところが標高3,026mの剣ヶ峰山頂です。乗鞍本宮神社奥宮が建っています。穂高連峰や御嶽山、南・中央アルプスの展望を楽しみましょう。下山は道標に従って畳平へ向います。冨士見岳の登りに入る分岐までは往路を歩きます。この分岐で左にいき、次の分岐で左に下るまっすぐな道に入れば乗鞍バスターミナルのある畳平です。その手前にはお花畑が広がっています。