大正池コース
河童橋(バスターミナル)-大正池往復 上高地バスターミナル~河童橋~ウェストン碑~穂高橋・田代橋~(自然研究路「林間コース」)~田代池~大正池~田代湿原~(自然研究路「梓川コース」)~中の瀬園地~(梓川左岸コース)~バスターミナル
上高地から田代湿原、大正池を散策するハイキングは、家族やお友達とも気軽に味わえる、日本を代表するリゾートハイキングコースと言えます。
●コースデータ
歩行時間2時間30分(往き80分、帰り70分)
歩行距離 7.9km (往き4.2km、帰り3.6km)
高低差:10m
ルートガイド
全長約8km、バスターミナルを起点に往復約2時間30分のコースです。シャトルバスで終点バスターミナルの手前となるバス停「大正池」で下車し、大正池から河童橋までさかのぼる片道コース(約1時間15分)の利用も人気です。
バスターミナルを出発し梓川沿いを5分ほど進むと河童橋に到着します。橋を渡り梓川の右岸をウェストン碑まで進みます。途中まで歩きやすい舗装路がありますが、川沿いの歩道では、梓川の流れと焼岳を眺めながら進むことができます。春や晩秋には対岸のカラマツ林の芽吹きや黄金色の紅葉も見事です。ウェストン碑を過ぎ、霞沢岳と六百山の稜線を対岸に仰ぐ梓川沿いの歩道を進むと田代橋に。橋を渡りすぐに樹林帯の歩道に入ります。ここからは自然研究路。梓川の河原に出ることができる「梓川コース」と、森林浴しながら木道を歩く「林間コース」の2コースに分かれます。「林間コース」では、苔むした森に咲く可憐な花々を観察しながら両コースの合流地点へ。間もなく樹林帯にポッカリと広がる田代湿原が現われます。6月中旬~7月上旬までレンゲツツジとサギスゲなどが湿原を彩ります。すぐ近くにある伏流水の流れが美しい田代池も必見です。ここからは湿原、樹林帯、河原、湿地帯を渡る桟橋を経てマガモなど水鳥の遊ぶ大正池に。池からの穂高連峰はより高度感のある稜線を望むことができます。存在感のある焼岳の雄姿も見逃せません。帰りは木製の解説板を読みつつニッコウキスゲ群生地やイチョウバイカモの咲く湿地を右手に「梓川コース」で田代橋へ。橋は渡らずに中の瀬園地を抜けベニバナイチヤクソウなどの群落がある左岸の堤防沿いコースを進みます。梓川の流れと正面に広がる穂高連峰が美しい大曲りを過ぎると、間もなく、右手にバスターミナルが見えてきます。