焼岳 登山ルート

中尾温泉ルート

中尾高原バス停~中尾高原~渡渉~焼岳登山口~白水の滝~秀綱神社~中尾峠 ~焼岳(北峰)~新中尾峠(焼岳小屋)~ハシゴ~河童橋

技術レベル: C
体力レベル: 4
難易度: ★★

歩く人の少ない道からアプローチする

北アルプス唯一の活火山の山。そのため、本峰の南峰は入山禁止になっています。50mほど標高の低い北峰から南峰を仰ぎ見ると、活火山の荒々しさが実感できます。紹介するコースは古い交易路でもあり、中尾峠を越えるだけでも楽しいはずです。下山はアクセスに最も恵まれた上高地へ。

●登山データ

日程:日帰り
歩行時間:7時間45分(登り:5時間 下り:2時間45分)
歩行距離:14.07㎞
累積標高差:1,693m

中尾高原口バス停

標高 1,082m

↓ 20分

中尾高原

標高 1,200m

↓ 30分

焼岳登山口

標高 1,250m

↓ 30分

白水の滝見

標高 1,411m

↓ 2時間

秀綱神社

標高 1,940m

↓ 30分

中尾峠

標高 2,130m

↓ 1時間10分

焼岳北峰

標高 2,393m

↓ 40分

↓ 20分

ハシゴ

標高 1,949m

↓ 1時間50分

河童橋

標高 1,505m

ルートガイド

中尾高原口バス停から焼岳登山口までの間では道標は発見できませんが、広い舗装道を登っていけば大丈夫です。合掌の森中尾キャンプ場前を通過してしばらくすると登山届ポストがあります。ここで登山届を提出。または、中尾高原口バス停近くにもありますので、必ず提出していきましょう。

焼岳登山口からが本格的な登山道になります。中尾峠まで3時間。登り一辺倒なので、1時間毎に5分程度の休憩を繰り返して登るようにしましょう。また、立ち休みをする場合は転倒に要注意。白水谷の奥に焼岳の険しい姿が見えています。林道を進むと2020年7月の豪雨で橋が崩壊したためかけ替えの工事を行っています。工事現場の林道から沢へ降りて渡れる場所を探して対岸へ渡ります。対岸を林道へ戻りしばらく進むと白水谷に下りる先に登山口があります。

登山道はすぐに支沢を渡りますが、水はここで給水していきましょう。道はすぐに急登になります。ブナがきれいな道です。右に見えるのは白水ノ滝。きれいな広葉樹林を登っていくと、白水ノ滝の道標に出合います。この滝は白水川にかかる50mほどの大滝で眼下に広がっています。ここからわずかに登った台地からの眺めの方が迫力があるように思います。急勾配の登りが続き、展望に恵まれない単調な登りです。ジグザグを繰り返して山腹を斜上していきます。焼岳小屋へ2㎞の道標を過ぎると、崩落して不安定なところを通過します。慎重に歩くことを心がけましよう。この先に鍋助横手の道標が立っています。笠ヶ岳の展望に優れた台地です。

さらに急坂を折り返しながら登ります。笠ヶ岳を展望しながら、頑張りましょう。やがて左側に秀綱神社が見えてきます。ここは豊臣秀吉による飛騨攻めにより追われた松倉城主三木弾正秀綱を祀る神社です。ここから足場の良くない道を10分ほど登ると焼岳小屋分岐に到着します。左の道は焼岳小屋に繋がっています。中尾峠は右へ進路を取ります。樹林帯を抜ければ正面に荒々しい焼岳の山肌が見えてきます。開けた草の斜面を登り詰めれば中尾峠です。

中尾峠から見る焼岳はとても大きく、岩稜地帯を先行する登山者の姿が小さく見えています。尾根状の斜面を登ります。急勾配で足場が悪いので2歩先、3歩先を確認しながら歩くようにしましょう。この道は頂上岩壁の下で形をなくし、広い斜面を詰めるようになります。岩に付けられたペンキマークや先行する人たちの道筋を確認しながら登ります。荒涼とした岩場とはいえ、ツガザクラの姿をあちらこちらで愛でることができます。稜線に上がると中ノ湯からのコースと合流します。

山頂は右手の噴気孔横からひと登りです。この山頂は北峰で広く展望に優れています。北アルプス南部の山々を一望することができます。とくに笠ヶ岳の秀麗な姿が印象に残ります。正面に北峰よりも50mほど高い南峰が見えていますが、ここは入山禁止になっています。焼岳は北アルプス唯一の活火山です。硫黄の臭気が漂うこともありますので、あまり長居しない方がいいかもしれません。下山は上高地に下りることをおすすめします。長いハシゴもありますので十分な注意をして下山してください。詳しくは②中の湯ルートをご覧ください。