東岳(悪沢岳) 登山ルート

二軒小屋ルート

②二軒小屋~ロボット雨量計跡~マンノー沢頭~千枚岳~丸山~悪沢岳(東岳)~千枚岳~二軒小屋

技術レベル: D
体力レベル: 5
難易度: ★★★★

南アルプス南部の最高峰に立つ

最も短い時間で悪沢岳(東岳)の山頂に立つことができるルートです。しかし、二軒小屋までのバスは本数が限られているため2泊以上の日程が必要となります。ただし、難しい道ではないので天候が安定していれば、3,000mの稜線歩きを楽しむことができます。椹島までのバスとそこから二軒小屋までの往復のバス時刻は事前に調べておきましょう。

●登山データ

日程: 2泊3日or 3泊4日
歩行時間: 14時間10分
歩行距離:16.25 km
累積標高差:2,308.6m

二軒小屋

標高 1,390m

↓ 2時間45分

ロボット雨量計跡

標高 2,271m

↓ 1時間10分

マンノー沢頭

標高 2,515m

↓ 2時間

千枚岳

標高 2,880m

↓ 25分

千枚小屋

標高 2,565m

↓ 35分

千枚岳

標高 2,880m

↓ 1時間

丸山

標高 3,032m

↓ 40分

悪沢岳(東岳)

標高 3,141m

↓ 1時間25分

千枚岳

標高 2,880m

↓ 4時間10分

二軒小屋

標高 1,390m

ルートガイド

二軒茶屋までのバス便が少ないので、初日は二軒小屋ロッヂに宿泊して2泊3日で歩くようにしましょう。2日目は稜線上に小屋がないので、千枚小屋に宿泊します。あるいは中岳まで登って中岳避難小屋に宿泊する方法もあります。歩行時間は全体で20分多くなるだけです。下山時間によっては、二軒小屋からバスに乗ることができないので3泊4日も想定しておきましょう。

二軒小屋ロッヂから川を渡って樹林帯を進みます。ルートが分かりにくい箇所も多いですが、そうした箇所には枝にテープが巻かれているのでそれに従うようにして進みます。登山道には岩が露出したところも多いので、注意しましょう。登り勾配は意外に強いのでゆっくり登りましょう。小さなガレ場を過ぎて進みます。「ロボット」と書かれた大きな岩にでます。ここがロボット雨量計跡で千枚岳や丸山が眺められます。周囲にはキク科に属する白いカニコウモリの花が群生しています。また、ホタルブクロやトリカブトの花も鑑賞できます。

美しい森に入ると歩きやすい道になります。展望はありませんが、森林浴気分がたっぷり味わえるエリアです。「火の用心」の看板が目立ちます。二軒小屋と千枚小屋の道標が立つ地点を過ぎると、北側が切り開かれたマンノー沢頭です。ほぼ真北に見えるのが標高2,865mの蝋燭岳です。しばらく展望を楽し見ましょう。樹林帯の道を進みます。草付きといわれる場所を過ぎると視界が開けてきます。前方に見えているのが千枚岳です。意外に明るいハイマツ帯を抜けると千枚岳と千枚小屋の分岐に到着します。この分岐を道標に従って千枚小屋に下って1泊します。

翌日は悪沢岳まで登って、そのまま一気に二軒小屋まで下ります。歩行時間は8時間弱かかるので、早々に眠るようにしましょう。翌日は夜明け過ぎには小屋を出発します。35分ほどで昨日通った千枚岳と千枚小屋の分岐です。ここを左へ20分登ったところが千枚岳の山頂です。赤石岳や富士山、塩見岳の展望が自慢の頂です。山頂には尖った岩が多いので注意しましょう。ひと休みしたらに進みます。比較的展望のいい道なので開放感が味わえます。お花畑の中を斜上するようになるとまもなく丸山です。周囲は高山植物の保護エリアになっています。北側の展望がいい山頂です。

丸山から不安定な岩が転がるガラガラとした稜線を進みます。40分ほどで悪沢岳(東岳)に到着します。ゴツゴツとした岩が折り重なる山ですが、山頂からの展望は360度。存分に展望を楽しみましょう。またここは南アルプス南部の最高峰で標高は3,141mです。下山は尾根道をまっすぐ戻り二軒小屋を目指します。