八ヶ岳連峰-最高峰 赤岳 登山ルート

県境尾根ルート

野辺山駅~県境尾根~赤岳~横岳~硫黄岳~赤岳鉱泉~美濃戸~美濃戸口

技術レベル: D
体力レベル: 5
難易度: ★★★★

山梨県側の代表的登山道を登る

●登山データ

日程:1泊2日
歩行時間:① 12時間15分 / ② 11時間
歩行距離:① 18.121km / ② 18.1km
登り累積標高差: ①② 1,752m
(①野辺山駅から/②サンメドウズスキー場から)

野辺山駅

↓ 2時間15分

登山口

↓ 25分

防火線の頭

↓ 1時間30分

小天狗分岐

↓ 5分

小天狗

↓ 1時間20分

大天狗

↓ 30分

くさり場

↓ 1時間10分

↓ 1時間10分

横岳

↓ 1時間

↓ 1時間35分

↓ 1時間30分

↓ 50分

ルートガイド

野辺山駅がスタート地点になります。駅の西側から舗装された車道を野辺山高原へ向かって進みます。のんびりとした高原散策。というような感覚です。野辺山高原から八ヶ岳牧場を抜ければ登山口に到着。登山口からカラマツに覆われた林の中を進みます。防火帯の中の登りです。防火線の頭を過ぎると急な登りもありますが、道は安定しています。清里から登ってくる道との合流地点が小天狗分岐です。合流地点の先に小天狗と書かれた道標があります。木々の間からは横岳、赤岳、権現岳とそれを結ぶ稜線が見えています。その稜線までの高低差は約700m。まさに登攀意欲が掻き立てられるロケーションです。小天狗の道標を過ぎると、緩い登りから斜度のある登山道になります。息が上がらない歩速で歩くことを心がけましょう。疲れたら、立ち休みを繰り返すようにしましょう。また、県境尾根は小天狗から始まります。進行方向の左側が山梨県で右側が長野県です。終点の赤岳までが県境尾根といわれています。

大天狗の道標を過ぎるとハシゴが架かった岩場が登場します。ここを登るとクサリ場にでます。スラブ状の岩が断続的に続く場所です。滑落事故が発生したところでもあるので、気持ちを引き締めて通過しましょう。また、この辺りは6月に入っても残雪のあるエリアなので慎重に行動しましょう。赤岳天望荘へ向かうトラバース道を右に見送ると赤岳頂上山荘の下にでます。この上が赤岳山頂北峰です。小屋の前から岩場を歩けば三角点のある南峰です。立派な山頂標識があり、赤岳神社の小社が祀られています。本州中央部の山々がすべて見えてしまうのではないか。と思うくらいの絶景ポイントでもあります。

今日は赤岳山頂に建つ赤岳頂上山荘に宿泊しましょう。夜明けには富士山が眺められることでも知られる山小屋です。八ヶ岳山域で最も高所に建つ山小屋でもあります。また、ここから横岳方面に20分ほど下ったところに建つ赤岳天望荘もおすすめです。高山植物と風呂があることで知られています。

翌日は赤岳山頂から横岳へ向かいます。ガレた稜線を下ります。長いクサリが張られているので、滑りそうなところでは頼るといいでしょう。20分ほどで赤岳天望荘です。その先に地蔵が祀られた分岐、地蔵の頭があります。ここを下れば行者小屋に下ることができます。この先にエスケープできる道はないので、下山を考えるならここを下るのもいいと思います。たたし、岩場を下ることになるので注意しましょう。行者小屋までは1時間ほどです。

紹介コースは地蔵の頭を直進します。日ノ岳のスラブ状の岩場に張られたクサリを登ります。日ノ岳、鉾岳、石尊峰といくつものピークを越えて進みます。さらに諏訪、佐久方面を巻きながらいくと横岳奥ノ院に到着します。奥ノ院からの下りは、ハシゴや狭い岩場のトラバースが続きます。細心の注意を払いながら歩きましょう。台座ノ頭西側を下れば、高山植物に囲まれた硫黄岳山荘に到着します。ひと休みしたら広い尾根道を進んで、硫黄岳山頂にいきます。北八ヶ岳が俯瞰できる頂で、広い台地のようなところです。ゆっくり休憩したら、ケルンに導かれるようにして夏沢峠に向かう道と別れて、赤岩の頭方面へ下ります。崩れがちな道が続くので滑らないように。鞍部から少し登れば赤岩の頭分岐です。道標に従って樹林帯を下れば赤岳鉱泉です。振り返ると横岳から硫黄岳に向かう稜線が見えています。眺めを楽しんだら、樹林帯を進んで美濃戸へ。3軒の小屋があるところで、駐車場が完備されています。美濃戸口からここまでクルマでくることができます。ここから林道を50分ほど歩けば茅野駅までのバスが発着する美濃戸口です。