八方尾根ルート
①八方池山荘~八方池~雪渓〜唐松岳頂上山荘〜唐松岳~八方池山荘
技術レベル: B
体力レベル: 3
難易度: ★★
初心者でも問題なく歩くことができるコース
ゴンドラとリフトを利用して八方池で白馬連峰を眺め、唐松岳へとアプローチ。はじめての山小屋でも日本アルプス入門者には満足度100%の雲上山歩コースです。
●登山データ
日程: 日帰りないし1泊2日
歩行時間: 7時間35分(唐松岳まで: 4時間20分、下り: 3時間15分)
歩行距離: 10.7km
登り累積標高差: 登り下り1059.6m
ルートガイド
八方バスターミナルからゴンドラ乗場へ向かい、ここからゴンドラとリフトを乗り継ぎます。歩き出しは八方池山荘の前からになります。第2ケルンまでの間で、道が2度分岐しますが、どちらを選択しても大丈夫です。天気が良いと左右に後立山連峰の迫力ある光景の中、至福のハイキングとなるでしょう。
木道が整備された谷ルートは池塘が拡がりシーズンになると高山植物が咲き乱れます。
白馬の山並みを映し出す八方池で最初の休憩をしましょう。こちらも天気が良ければ池の手前から湖面に映る白馬連峰の美しい景色を写真に収めてください。
この後はダケカンバの林からハイマツ帯を歩いて高度を稼ぎます。途中扇雪渓と言う万年雪の雪渓が休憩ポイント。八方池から稜線までの半分近くは来たでしょうか。
丸山ケルン辺りで森林限界点を超え、視界が開けてきます。不帰嶮の迫力のある岩壁が目の前に迫っています。ここから以前は五竜方面にトラバースしていた登山道ですが、今はそのまままっすぐ稜線を上り詰めていきます。30分ほど頑張ればまもなく唐松岳頂上山荘に到着します。目の前に剱岳の東稜線、通称裏剱そして立山連峰が飛び込んできます。
唐松岳頂上山荘宿泊するなら、早々に唐松岳山頂を踏んできましょう。尾根道を忠実にトレースすれば20分ほどで山頂です。
時間があれば五竜側に少し歩いて牛首ノ頭という難所の手前まで足を運んでみましょう。五竜岳の全貌やアルプス南部方面の山々を見る事ができます。