間ノ岳 登山ルート

奈良田ルート

①奈良田~大門沢登山口~峠~大門沢小屋~大門沢下降点~農鳥岳~農鳥小屋~間ノ岳~農鳥岳~大門沢下降点~奈良田

技術レベル: C
体力レベル: 8
難易度: ★★★★

展望の利かない樹林帯を登って開放的な稜線を歩きます。

奈良田へのアクセス

●登山データ

日程: 2泊3日
歩行時間: 21時間35分
(登り: 11時間55分、下り: 9時間40分)
歩行距離: 27.0 km
登り累積標高差: 3,496 m

:山荘情報
奈良田バス停

標高 830m

↓ 1時間5分

大門沢登山口

標高 1,050m

↓ 1時間50分

標高 1,500m

↓ 1時間15分

大門沢小屋

標高 1,710m

↓ 3時間35分

大門沢下降点

標高 2,828m

↓ 1時間

農鳥岳

標高 3,025m

↓ 1時間40分

農鳥小屋

標高 2,813m

↓ 1時間30分

間ノ岳

標高 3,190m

↓ 3時間

農鳥岳

標高 3,025m

↓ 40分

大門沢下降点

標高 2,828m

↓ 6時間

奈良田バス停

標高 830m

ルートガイド

奈良田バス停から林道を車道を30分ほど歩きます。奈良田第一発電所からは早川の支流沿いの林道を進みます。退屈な道ですが、ゆっくり歩きましょう。登山届ポストのある休憩所を過ぎると大門沢登山口に到着します。ここから山道になります。吊橋を三つ渡ります。早川水系発電所取水口を過ぎると、ペンキ印を頼りに流れを渡ります。数回渡り返したら、樹林帯に入ります。不安定な橋に注意しながら流れを渡ってしばらく歩くと峠にでます。鉄パイプで組まれた簡易的な橋を渡り、丸太の小さな橋を慎重に渡りきると大門沢小屋に到着します。今日はここまでにして、小屋に泊まりましょう。小屋の前から富士山が見えています。

2日目は間ノ岳まで登って、農鳥小屋に宿泊します。歩行時間は8時間10分程度。大門沢小屋を夜明けには出発します。午後3時過ぎには農鳥小屋にチェックインしましょう。最終水場となっている大門沢小屋で水を補給してから出発です。針葉樹林帯を登ります。沢を横断する箇所もあるので、滑らないように注意しましょう。大門沢を俯瞰することのできるガレの上端にでます。さらに登ります。ハイマツ帯に入ると展望が開け、ザレ気味の登山道をジグザグに登れば大門沢下降点に飛び出します。鉄製の大きな指導標がある鞍部です。この指導標は下山時に霧がでている時などの目印になります。大門沢下降点で急登からは解放されますが、まだ登りは続きます。ただし、稜線に乗ったことになるので展望に恵まれた歩きが始まります。アップダウンの少ない稜線を進みます。右上に目指すピークが見えています。お花畑が広がる道を進みます。振り返ると広河内岳が見えていました。小さなピークをふたつほど越えたところが農鳥岳です。塩見岳や間ノ岳の展望が印象的です。鳳凰三山も近くに見えています。

農鳥岳からここよりも標高が25mほど高い西農鳥岳へ向かいます。軽く登ったピークからジグザグに下って農鳥小屋へ行きましょう。今日はここに宿泊しますが、その前に間ノ岳をピストンしましょう。主稜線をペンキマークに導かれるようにして登ります。三国平へ向かう道を左に分けて進みます。間ノ岳が近づくにつれ、北岳方面の展望が大きくなってきます。間ノ岳の山頂は広く、休憩するには絶好のピークですが霧がでていると方向を間違う恐れがあるため注意が必要です。北岳が目の前に見えています。そこから稜線を歩いてくる登山者の姿も確認できます。間ノ岳から往路を戻って農鳥小屋で一泊。翌日は早朝に出発します。往路を忠実に歩いて奈良田に戻りましょう。稜線から奈良田方面に下る分岐点の大門沢下降点の標識を見落とさないように。