ー 雲上のリゾートハット五の池小屋。気持ちの良いテラスでくつろぎましょう ー
御嶽山は木曽側と飛騨側からのいくつかのルートがありますが、五の池小屋に最も近いのは飛騨側小坂口の秘湯濁河(にごりご)温泉から登りはじめる飛騨ルート。
御嶽の大きな山体をゆっくりと味わいながら登り、森林限界を超えしばらく続く急登を終えると五ノ池小屋にたどり着きます。
決して御嶽のメインルートとは言えないこの小屋へわざわざ来られる登山客はシーズン中絶えることはありませんが、知らずに初めて来ると少し驚くことになるでしょう。
小屋の前面、五の池に面した場所はまるでリゾート地のテラス。あなたの中の「山小屋」のイメージが変わることになるかもしれません。
五の池小屋は飛騨ルート、飛騨頂上の横に立つ小屋です。標高は2798m。
元々は御岳を信仰する人達によって明治時代に建てられたそうですが、戦後小屋を譲り受けられた水口善松氏によって、登山者の安全確保のための小屋として管理がされてきたそうです。
1997年地元小坂町に寄付されて以来小坂町、その後は市町村合併で下呂市によって管理されています。2011年には改装によって収容人数も増えたました。2014年御岳山の噴火によってシーズン途中での休館を余儀なくされましたが、翌年には営業再開、毎年大勢の登山客に愛される人気の山小屋です。
お待ちかねの夕食ですが、この日は残念ながら鍋ではなく、普通のお料理でした。
もちろんおいしかったのですが、私は夕食では少し量を控えめにして、食後にピザをいただくことにしました。
ピザは食後限定で、食事前にオーダーすれば用意されるものですが、本格的で何よりもすごいのは、石窯で焼かれるためチーズはトロトロ、生地はクリスピーで、東京の専門店で味わうものと同じものをこの2,800mの山小屋で味わうことができます。直径で20㎝程度でしょうか、一人で食べるには少し大きいので2-3人で分けていただきます。ついつい、ビールやワインが進んでしまいます。
これ以外にも女性登山客に絶賛と言う、小屋内にあるカフェ「ぱんだ屋」ではケーキが数種類用意されていて、もちろん焼き菓子ですが、当日焼かれるシフォンケーキやアップルパイなど生クリームを添えて頂くことができます。
中でもアップルパイは朝焼かれて、お昼過ぎには無くなることも多く、このアップルパイを食べるために登りに来る方もいらっしゃるそうです。
暖炉を囲んでピザとワインやケーキなど、およそ山小屋とは思えないカフェメニューで話は尽きることなく夜が更けていきます。
エリア近辺の天気
週間天気予報区:岐阜県飛騨地方
日 | 天気 | 最低気温 | 最高気温 |
---|---|---|---|
4/27 | 16℃ | 24℃ | |
4/28 | 16℃ | 28℃ | |
4/29 | 18℃ | 25℃ | |
4/30 | 18℃ | 23℃ | |
5/1 | 17℃ | 24℃ | |
5/2 | 15℃ | 23℃ |
※気象予測の数値計算結果を表示したもので、天気予報ではありません。
地形や日射などの景況により、実際の山では値が大きく異なる場合がありますので十分にご注意ください。
72時間天気情報:長野県木曽郡木曽町三岳倉本 飯森高原駅
日時 |
4/26 9:00 |
4/26 10:00 |
4/26 11:00 |
4/26 12:00 |
4/26 13:00 |
4/26 14:00 |
4/26 15:00 |
4/26 16:00 |
4/26 17:00 |
4/26 18:00 |
4/26 19:00 |
4/26 20:00 |
4/26 21:00 |
4/26 22:00 |
4/26 23:00 |
4/27 0:00 |
4/27 1:00 |
4/27 2:00 |
4/27 3:00 |
4/27 4:00 |
4/27 5:00 |
4/27 6:00 |
4/27 7:00 |
4/27 8:00 |
4/27 9:00 |
4/27 10:00 |
4/27 11:00 |
4/27 12:00 |
4/27 13:00 |
4/27 14:00 |
4/27 15:00 |
4/27 16:00 |
4/27 17:00 |
4/27 18:00 |
4/27 19:00 |
4/27 20:00 |
4/27 21:00 |
4/27 22:00 |
4/27 23:00 |
4/28 0:00 |
4/28 1:00 |
4/28 2:00 |
4/28 3:00 |
4/28 4:00 |
4/28 5:00 |
4/28 6:00 |
4/28 7:00 |
4/28 8:00 |
4/28 9:00 |
4/28 10:00 |
4/28 11:00 |
4/28 12:00 |
4/28 13:00 |
4/28 14:00 |
4/28 15:00 |
4/28 16:00 |
4/28 17:00 |
4/28 18:00 |
4/28 19:00 |
4/28 20:00 |
4/28 21:00 |
4/28 22:00 |
4/28 23:00 |
4/29 0:00 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
天気 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
気温 | 11℃ | 12℃ | 13℃ | 14℃ | 14℃ | 14℃ | 13℃ | 11℃ | 11℃ | 10℃ | 9℃ | 9℃ | 8℃ | 8℃ | 8℃ | 7℃ | 6℃ | 5℃ | 5℃ | 5℃ | 6℃ | 5℃ | 5℃ | 8℃ | 10℃ | 11℃ | 12℃ | 13℃ | 14℃ | 14℃ | 13℃ | 12℃ | 11℃ | 9℃ | 8℃ | 7℃ | 6℃ | 5℃ | 5℃ | 4℃ | 4℃ | 3℃ | 3℃ | 2℃ | 2℃ | 2℃ | 2℃ | 5℃ | 10℃ | 12℃ | 14℃ | 15℃ | 16℃ | 16℃ | 16℃ | 15℃ | 14℃ | 13℃ | 11℃ | 8℃ | 7℃ | 6℃ | 5℃ | 4℃ |
降水量 | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | 0mm/h | ※ 16時間以降は表示されません | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
風向 |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
0m/s |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
0m/s |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
0m/s |
0m/s |
0m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
0m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 2m/s |
東北東 2m/s |
東北東 3m/s |
東北東 3m/s |
東北東 3m/s |
東北東 3m/s |
東北東 3m/s |
東北東 2m/s |
東北東 1m/s |
0m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
東北東 1m/s |
小屋番の市川さんはこの日は不在で、スタッフ4名が今シーズンの常駐メンバーだそうです。
朝の気温は―5度、もうすぐ小屋締めの寒い朝ですが、スタッフの方々は元気に写真撮影に応じていただきました。
朝のうちガスがかかっていた五の池一帯ですが、7月1日から解禁された御嶽山頂上への道も本日14:00に閉じられると聞いて、急いで登拝をすることにいたしました。
三の池の上をトラバースする形で賽の河原の台地まで上がり、そこから二の池小屋まで進みます。
さすがにこの時期では高山植物を見ることはできませんが、途中、運が良ければこの辺りでも雷鳥に遭遇することができます。
二の池小屋を経て、剣が峰の稜線を歩くと御嶽頂上山荘の横へ出ます。
ここまで来ると2016年の噴火の痕跡を垣間見ることができます。
日本の山岳遭難史上1日で最も多くの犠牲者が出てしまった大惨事です。
山頂へ続く階段下に噴火災害慰霊碑が置かれていますので、改めて犠牲者の方々への追悼と慰霊を行い、そして
救難と復興にあたった関係者の方々を含めこうして安全に登山ができる日が来たことへの感謝をします。
山頂で御嶽山奥宮に参拝し周囲の景色を楽しみます。
帰路は摩利支天乗越へ立ち寄り御嶽山北側の景色をもう一度堪能し、五の池小屋へ戻ります。デポした荷物をピックアップし、小屋で昼食にラーメンを注文していただきました。
テラスでしばらくの間のんびりした時間を過ごし、この小屋の素晴らしさを改めて堪能しました。