朝日岳・雪倉岳 登山ルート

栂海新道ルート

白馬岳~雪倉岳~朝日岳~黒岩山~栂海山荘~白鳥小屋~親不知駅

技術レベル:C
体力レベル:10
難易度 ★★★★★

白馬岳から日本海の海岸を目指す

歩く人が極端に少なくなった栂海新道を下って日本海岸の親不知を目
指します。以前は大学山岳部の夏季トレーニングのため、多くの学生
が歩いた道です。超健脚向きのコースなのでしっかり準備しましょう。
※2020年犬ヶ岳~サワガニ山で登山道崩落、通行ができません

●登山データ

日程:4泊5日(猿倉から)
歩行時間:31時間25分
歩行距離:43.83㎞
累積登り標高差:3,961m(猿倉から)

白馬岳

標高 2,932m

↓ 2時間50分

雪倉岳

標高 2,610m

↓ 3時間30分

朝日岳

標高 2,417m

↓ 4時間20分

黒岩山

標高 1,623m

↓ 3時間40分

犬ヶ岳

標高 1,592m

↓ 4時間

白鳥山

標高 1,286m

↓ 6時間10分

親不知駅

標高 10m

ルートガイド

白馬岳までは1.白馬岳の項を参照してください。

白馬岳から3泊4日の行程です。1日目は朝日小屋、2泊目は栂海山荘、3日目は白鳥小屋に宿泊します。栂海山荘と白鳥山荘は避難小屋です。1日目の歩行時間は6時間20分、2日目は8時間、3日目は4時間、4日目は6時間10分になります。

朝日岳から吹上のコルに向かって軽く下ります。ここで右に五輪尾根が分岐します。大きな岩に書かれた矢印に従って左へ行きます。オオシラビソの森を抜けると木道を歩くようになります。照葉ノ池が見えてきます。チングルマやハクサンコザクラのお花畑が観られる場所です。長栂山の手前までこの木道が続いています。長栂山の山頂は広く平坦です。ここから道は下りになります。勾配が強いので枝につかまりながら歩くことになりますが、折ったり傷つけないように注意しましょう。池塘が現れればアヤメ平です。美しい群落を見学することができます。ここを過ぎると樹林帯に入り、所々でお花畑と出合うことができます。ただし、足元が安定しない箇所も多いので、気持ちの集中を切らさないように。水場のある黒岩平はまさに「花の楽園」といえる場所。ここを通過すると標高1,623mの黒岩山はすぐです。

黒岩山からは稜線を辿ることになります。ササに覆われた道です。時折、道が分かりにくい場所もありますが、そうした箇所は踏跡を辿りましょう。軽いアップダウンを繰り返して行くと文字ノ池を通ってサワガニ山の山頂に到着します。栂海新道の中でも展望に恵まれた頂です。ここからアップダウンを細かく繰り返しながら、水場の看板が立つ鞍部に行きます。水場までは往復で10分足らずです。ヤセた稜線に戻ったら、わずかな急登で犬ヶ岳の山頂に着きます。展望は抜群で日本海が見えています。今夜は10分ほど下ったところに建つ栂海山荘に宿泊します。避難小屋になりますので、使用する場合はベニズアイ山岳会TEL.025-545-2885へ確認の連絡をしましょう。
山荘内に置かれた箱に篤志金2,000円を入れるのがルールになっています。

翌日はほぼ北に向かうようになります。宿泊予定の白鳥小屋までは4時間程度なのでのんびり歩くようにしましょう。ヤブの多い道ですが、踏跡を辿るようにして下ります。1時間20分ほど下ると黄蓮乗越に到着します。右に入ったところに水場がありますが、夏場は涸れていることもあります。ここから菊石山まではブナ林を下ります。登山道からは白鳥山が見えています。菊石山から白鳥山にかけては登ったり、下ったりを繰り返すようになります。アップダウンが続くと意外に疲れるるので、ゆっくり歩くことを心がけましょう。菊石山から2時間30分ほどで白鳥山に到着します。展望に優れた山頂で日本海がはっきりと確認できます。傍らに建つ白鳥小屋に宿泊しましょう。こちらも避難小屋です。

白鳥山からは急坂を下ります。ぬかるんだ沢状の道が多くなるので、スパッツを着用しましょう。シキ割の水場を過ぎてさらに下ります。久しぶりに車道に出ます。ここが坂田峠です。地蔵が祀られた峠です。ここからゆるやかに登ります。尻高山までくれば日本海はもう目の前に広がっています。山頂から30分ほど下った地点で車道を横断。二本松峠、入道山を過ぎて国道8号線に出ます。ここが栂海新道の終点で、海岸寄りにウェストン像が立てられています。国道を1時間歩けば親不知駅に到着します。